LINEモバイルがソフトバンクの傘下に入ったのは有名な話ですが、今まで具体的にソフトバンクの色は出てなかったのですが、ついに動き出しました。
LINEモバイルはドコモの回線だけだったのがソフトバンクの回線も加わりどちらかを選ぶことができるようになりました。
また、現在LINEモバイルと契約中の方はドコモの回線なのですがソフトバンクの回線に変更できるようにもなっています。
LINEモバイルは速度の面で格安SIMの中でも決して速い方ではなかったのでソフトバンク回線の利用により改善されることが期待できます。
料金プランの点では私が一押しできる内容だったのでソフトバンク回線により弱点が克服されることを期待します。
その根拠としてLINEモバイルがソフトバンク回線を開始する際の記者発表で『格安スマホ最速キャンペーン』を行うことを発表しています。
目次
ドコモ回線とソフトバンク回線に大きな違いはありません
ドコモとソフトバンクのどちらを選んでも提供されるサービスやプランに大きな違いはありません。
ただオプションのところで取扱いの可否だったり金額の違いがあります。
回線の提供エリアに関しては回線を借りているドコモとソフトバンク次第ですが、これも基本的には大きな違いがないと思って大丈夫でしょう。
通信速度に関してはソフトバンク回線はまだ未知数です。
ですが、格安スマホ最速チャレンジキャンペーンの内容を見ればどんなに遅くても1Mbpsを切ることはないでしょう。
LINEモバイル3つの宣言
7月2日にLINEモバイルがソフトバンク回線を始めるにあたっての発表会で3つの宣言がされました。
- マルチキャリア
- 格安スマホ最速チャレンジ
- スマホそのまま
マルチキャリア
7月2日からLINEモバイルはドコモ回線とソフトバンク回線を選べるようになりました。
しかも料金プランに差がないのでシンプルなプランというLINEモバイルの特徴をしっかりと残しています。
ただ、現状ではデータフリーの扱いで差がでてしまっていますが2018年の秋ごろには解消されそうです。
格安スマホ最速チャレンジ
格安スマホ・格安SIMでは通信速度のに対しての不満が多く、LINEモバイルのドコモ回線は特にその傾向が顕著でしたが、LINEモバイルはユーザーの通信速度に対する不安を取り除くために、7月末ごろからソフトバンク回線の通信速度を観測して公式サイト上で発表するという大胆な取り組みを行うようです。
観測した結果、通信速度が月に1度でも1Mbpsを下回った場合、ソフトバンク回線を利用するユーザー全員に1GBのデータ容量を翌月にプレゼントする「格安スマホ最速チャレンジキャンペーン」を実施するというほど自信を持っているようです。
スマホそのまま
「LINEモバイル」を手に取ってもらいやすい環境を作るために「スマホそのまま」コンシェルジュと銘打ってオンラインでもオフラインでもLINEモバイル契約者が困ったときに相談できる窓口を増やすようです。
格安SIMを検討している方のなかで多い意見がが困ったときに相談できる窓口があるのか心配という点です。
大手キャリアに比較すればやはり充分ではないサポート窓口をLINEモバイルは重要な問題点として充実していく方向のようです。
その一環として現在、全国69店舗にある「LINEモバイル」の即日開通が可能な店舗を今年の夏中に100店舗以上まで拡大する予定とのこと。
ソフトバンク回線のデータフリーは2018年秋ごろから提供予定
2018年7月2日から始まったソフトバンク回線ですが現状ではまだデータフリーが適用されていません。
LINEモバイルの公式サイトでは2018年の秋ごろから提供開始の予定とされています。
それまでは7月・8月中にソフトバンク回線で契約すればデータ容量が2倍のキャンペーンをやっています。
7月から契約すれば7月と8月の両方がデータ容量2倍になりますが、8月からの契約だと8月だけしかデータ容量が2倍にならないので早い方がお得ですよ。
この機会にぜひLINEモバイルを始めてください。
ソフトバンク製のiPhoneを使っている方ならそのまま移行できますのでSIMロック解除などの面倒な手続きは必要ありません。
ドコモとソフトバンクの回線ごとの違い
ドコモとソフトバンクの回線で大きな違いはありませんが、細かな違いがないわけではないので解説します。
細かな違いは主にオプションの扱いにありますが、それ以外も少しだけあります。
オプションサービスの違い
- 留守番電話の金額
- 留守番電話プラスの取り扱い
- グループ通話の取り扱い
- ナンバーブロックの取り扱い
- 迷惑電話ストップの取り扱い
- 国際ローミング
留守番電話の金額
ソフトバンク回線 ⇒ 月額無料 (保存30件、保存期間72時間)
ドコモ回線 ⇒ 月額 300円 (保存20件、保存期間72時間)
ソフトバンク回線のほうが保存件数が多いうえに月額無料となっていて留守番電話の金額に関してはソフトバンク回線のほうが好条件ですね。
留守番電話プラスの取り扱い
ソフトバンク回線 ⇒ 月額 300円 (保存100件、保存期間1週間)
ドコモ回線 ⇒ × (取扱いなし)
通常の留守番電話の内容を充実させたものです。保存期間が1週間もあれば聞き逃すことはないでしょう。
グループ通話の取り扱い
ソフトバンク回線 ⇒ 月額 200円 (最大6人まで同時通話可能)
ドコモ回線 ⇒ × (取扱いなし)
グループ通話はソフトバンク回線のみの取り扱いになっています。
ナンバーブロックの取り扱い
ソフトバンク回線 ⇒ 月額 100円 (最大20件まで登録可能)
ドコモ回線 ⇒ × (取扱いなし)
「ナンバーブロック」と「迷惑電話ストップ」は名称の違いでほぼ同じ内容と思って良いでしょう。
ドコモ回線は無料なのでお得感があるのはドコモ回線です。
迷惑電話ストップの取り扱い
ソフトバンク回線 ⇒ × (取扱いなし)
ドコモ回線 ⇒ 月額無料 (最大30件まで登録可能) ※申込不要です
国際ローミング
ソフトバンク回線 ⇒ × (取扱いなし)
ドコモ回線 ⇒ 月額無料
追加データ容量の購入の違い
ソフトバンクk回線 ⇒ 追加購入回数 月10回まで
- 0.5GB 500円
- 1GB 1,000円
ドコモ回線 ⇒ 追加購入回数 月3回まで
- 0.5GB 500円
- 1GB 1,000円
- 3GB 3,000円
データ容量の追加購入回数に大きな差があります。
予想以上に使ってしまった月などに対応できるのはソフトバンク回線です。
その他のサービスの違い
- 利用データ量確認期間
- 対応周波数
利用データ量確認
ソフトバンク回線 ⇒ 1ヶ月分の利用データ通信量
ドコモ回線 ⇒ 1日分の利用データ通信量 / 1ヶ月分の利用データ通信量
対応周波数
ソフトバンク回線 ⇒ 3G Band1/8 LTE Band1/3/8/11/28/42
ドコモ回線 ⇒ 3G Band1/6/19 LTE Band1/3/19/28
ソフトバンク製のiPhoneならそのまま使える
今までソフトバンクでiPhoneを使っていた方はソフトバンク回線で申込をすればSIMロック解除などの手続きをせずにSIMカードを差し替えるだけで、LINEモバイルに移行できます。
今まではドコモで購入したiPhoneであればSIMロック解除をせずに使えていましたが、ソフトバンク回線が追加されたことによってソフトバンク製のiPhoneも簡単に移行できるようになりました。
LINEモバイルへ移行するハードルがますます下がりました。
ソフトバンク回線ならデータ容量2倍キャンペーン中です!
LINEモバイルの最大の売りであるデータフリー(カウントフリー)がソフトバンク回線にはまだ適用されていないので、それに代わる『データ容量2倍キャンペーン』が7月・8月の2か月限定で行われています。
また、他のキャンペーンとしてソフトバンク回線に限らずドコモ回線の契約でも8月31日までに音声通話SIMを契約すれば、半年間のスマホ代が最安で300円となるビッグなキャンペーンも展開されています。
詳しくは公式サイトで確認してください。
公式サイト ⇒ LINEモバイル
ドコモ回線からソフトバンク回線への変更手数料が7・8月なら無料
これも7月・8月現手のキャンペーンの1つですが、現在ドコモ回線でLINEモバイルを利用している方がソフトバンク回線に変更する際の手数料が無料になります。
通常は3,000円かかるのでソフトバンク回線を使ってみたい方は8月31日までに申込を済ませちゃいましょう。
まとめ
LINEモバイルが待望のマルチキャリアとなりました。
ドコモ回線とソフトバンク回線を比較してみても大きな違いはなくどちらを選んでもLINEモバイルをフルに活用できるでしょう。
選び方の1つの基準としては現在使っているiPhoneがドコモなのかソフトバンクなのかという点で考えてみると良いでしょう。
あるいはご自分の住んでいるところがドコモとソフトバンクのどちらの方が電波状態が良いのかというのも検討材料になるでしょう。
いずれにしても選択肢が増えたというのは良いですね。